本当はハッカーになりたかったfugumamaの雑記帳

東京在住の二児の母。サラリーウーマン。美味しいものが大好き。

図書館で本を読みまくる

最近花粉が飛び始めたのか、外に出ると鼻水が止まらなくなってきました。fugumamaです。

 

もともと本好きだったので、これを機会に
図書館で借りたり、Kindleでサンプル含めて
いろいろな本を読み漁っているのですが、
昨日読了したアドラー心理学の入門書に今更ながら感銘を受けております。

 

心理学専攻だったので、有名になる前から(それこそ20年以上前から)
ルフレッド・アドラーの名前は知っていました。

わたしの専門は実験心理学だったため、
そこまで深追いをしていませんでしたが、
数年前に「嫌われる勇気」が発刊されて、
以後ブームになりましたね。

 

読んだ本は岸見一郎氏の「アドラー心理学入門」(KKベストセラーズ、1999年初版)です。

偶然ですが「嫌われる勇気」の著者の先生ですね。
Amazonのレビューを後で見ると「嫌われる勇気」よりも
シンプルで良かったという評価があり、私も同感でした。
事前にdiamondオンラインで連載を斜め読みしていたことがあったのですが、
どうもあの対話形式、哲人が一方的に青年を論破しているようで好きになれなかったのです。
(なので、「嫌われる勇気」は未読)

この「アドラー心理学入門」は、そういう批判的な要素というよりも、
アドラーの基本的な考え方と、
アドラー心理学がいい方向に作用した事例が豊富に掲載されていて、
著者の主観もかなり入っているものの、解説書として受け入れやすいものでした。

 

子供を育てるまで、あまり気にしていなかったのですが、
アドラー心理学の考え方に触れて、子供との接し方について
考えさせられました。
もともと、私は「いくら年端の行かない子供であったとしても、
年功で押し付けるようなことはせず、
本人と人間として対等でありたい」
という考えでいたのですが、
アドラー心理学でそれを裏付けられた感があります。

(それじゃ、学校教育とは合わないな・・・)

 

こういった趣向で子供を育ててきたので、
(育てるというのもおこがましいですね)
学校にまつわる規律なり、規則なり、
娘にとってはつらいものだったのかもしれません。

昔の学校に比べれば、はるかにマシだと思いますけどね・・・

 

私は小学校時代、お勉強ばかりできて
同級生の妬みを一身に買い、いじめられた思い出しかないので、
小学校が本当に嫌いでした。

10歳にして、世の中に嫌気がさしている子供でした。

中高はいわゆる進学校に通いましたが、
そこでも自分の正義を貫いたため、
学年中から嫌われるという暗黒時代を味わいました。

なので、学生時代にいい思い出はありません。


自分と子供達はもちろん違う個人ですし、
育つ時代も違います。

今の学校は、昔ながらの慣習も残っていますが、
先生方と話している限り、納得がいかないような
理不尽なものではないと思っています。

 

アドラー心理学の教えにもある通り、
これからは、レールの上を歩むのではなく、
自分で自分のことを決められるように
自分に責任をもつことが大事だと、思います。
子供だけでなく、大人もそうですよね。

もう40歳近いですけど。

少しづつ、私も自分のことを考えてみようと思います。